7月3日、議会報編集委員会の視察で嬉野市に行ってきました。
| 被写体の表情が生き生きとなる表紙のカラー写真 |
嬉野市は平成18年4月に嬉野町と塩田町の合併時より、定例議会ごとに議会だよりを発行され、旧嬉野町時代に町村議会だよりコンクールで2位表彰されるなど、議会改革とともに開かれた議会を実践されておられる市です。
古賀市議会でも議会だよりの編集に、その技法や紙面改善を大いに参考にしており、また評価されているところです。
まず、嬉野市議会の注目すべき特徴として編集委員構成があります。議員のうち正副議長を除く全員が「議会活性化特別委員会」と、「議会広報編集特別委員会」の2グループに分けてあり、2年任期で交代し、そのことが議会だより、議会活性化どちらにも通じる意識改革となる仕組みとなっていると感じました。
| 向かって右の嬉野市議会便りは質問中の顔写真で臨場感と迫力があります。 |
委員から、2年で委員全てが交代となると継続的なスキル維持に支障があるのではないか、マニュアル的なものはあるのか。との質問に、メンバーが総入れ替えしたとしても、市民に読んでもらう、伝えるという理念があるので、たとえ紙面がガラリと変わっても、その方向性が変わることは無い。紙面のデザインや細かい点については、広報の独立性を尊重している。マニュアルは特に無いが、記者ハンドブック片手に表記方法などを確認しながら編集を行っているとの事でした。
また、討論者の氏名、写真を掲載し、記事原稿については、発言者に作成依頼し、おなじ字数で割り付けてあります。討論する議員が少ないので、紙面で苦労する事は今のところないとのことです。
入札、契約は指名競争入札で、かなり頻繁に業者が変わるが支障は大きくない。現在のところ1ページ1円で、1万部発行、とのことでした。
編集作業のスケジュールとしては、一般質問終了後直ちに、議事録作成が業者によって行われ、優先的に依頼原稿が作成されます。議会終了後、10日間で編集作業を行い業者への原稿渡し。約」5日ごとに校正が行われて、議会翌月の末には納品という、スピード発行です。
| 大胆なレイアウトと大きな見出しで読みやすい嬉野市議会便り |
最後に、作成のポイントとして挙げられた、「市民にわかりやすい表現」として①小学4年生が理解できる文章でシンプルに。②身近な写真を使用。③余白を上手に生かす。 という点で、当委員会はなかなか実践できていない現状があります。研修で学んだことは、常々感じてはいる事ですが、大幅な紙面改造が必要な事から、着手できずにいる課題であるといえます。今回の視察で改めて、古賀市議会だよりの内容は決して嬉野市に引けをとらないクオリティがあると認識しましたが、より読み手側に立った紙面改良が必要と感じました。一歩ずつでも今期のうちに改良を加え、市民に開かれた議会の一助となるよう、親しまれる紙面づくりに向けてより一層の努力が必要です。